内田樹『困難な結婚』
幼い頃から、上機嫌で働いている大人の人をみるとすごく素敵だなと思っていた。
実際に仕事を始めた今、あの大人の人たちは素晴らしい人だったのだなと、改めて思う。体調を整えたり、気持ちを整えたり、上機嫌でい続けることには工夫が必要だけれど、わたしもそういう大人として毎日を過ごしたいなと思う。
この本を読んでいたら、そんなことを思い出していた。
結婚の本だけれど、結婚していない私にもやはり勉強になる。
好きだったフレーズをいくつか挙げる。
「自分のことは自分でなんとかするということをデフォルトにして暮らす」
「自分自身が日々新しい発見にわくわくしながら暮らす」
「自分の中にどんな「未知な資質」が眠っているのか、「未開発の資源」が埋蔵されているのか、それに対して真剣な好奇心を抱いている人はまわりの人に飽きたりしません」
すべて、倦怠期にまつわる話で出てきたフレーズですが、なるほどなあと思った。