朝目覚めてもなかなか布団から出にくい季節になりましたが、最近の私は布団から出たくないどころか、そもそも目覚めたくなくて毎朝、葛藤しています。

夢が毎日面白くて、続きを見たいのです。

本当に私の中から生じた物語なのかと疑問なくらいに、大きなスケールで面白い設定で続きが気になります。

何より、夢は私にとって特別に作られた映画やドラマのようなもので、登場人物が私の知人たち(けれども設定は色々変化する)や全く知らない人たちであり、主人公(心の中をのぞけるの)は私なので、いろいろな自分を生きることができるのだからなおさらです。

元々、本や映画があれば特に家族以外の人は必要ないくらいに家にこもりがちな人間なので、このまま夢をずっと見て眠っていたいという欲望がむくむくと沸き上がってくるのです。

そしてなんとか起き上がり、目覚める予定時間をとうに過ぎてしまった朝はバタバタで、急いで支度を済ませて家を出る頃にはもう大切な物語は頭の中からほとんど消えてしまっており、夢の中の私がつかみかけていた、なにか大切なことは、また頭の奥深くに消えていってしまうのです。

その、なんとも言えない残念でセンチメンタルな気持ちは、仕事が始まると完全に吹き飛んでしまいます。

毎日がそんな感じで始まります。

それにしても、最近の夢の面白さはどこから来るのでしょうか?