内田樹『常識的で何か問題でも?反文学的時代のマインドセット』
著者は古今東西にわたりすごく博識だから、その思考についていけているかどうかは、正直に言って私の場合かなり怪しい。だから、特に後半の政治の時事問題になるとただ読むだけで私自身の思考は停止し受動的になっていた。情けないですね。 さて、前半には興味ある内容がいろいろあったが、特に印象に残ったことが二つ。... 続きをみる
書評のブログ記事
書評(ムラゴンブログ全体)内田樹『常識的で何か問題でも?反文学的時代のマインドセット』
著者は古今東西にわたりすごく博識だから、その思考についていけているかどうかは、正直に言って私の場合かなり怪しい。だから、特に後半の政治の時事問題になるとただ読むだけで私自身の思考は停止し受動的になっていた。情けないですね。 さて、前半には興味ある内容がいろいろあったが、特に印象に残ったことが二つ。... 続きをみる
初めて読んだのは20代初めの頃だったか。 その頃から、この本を読むと、一人の綺麗で賢い友人のことを思い出してしまう。 急いで付け加えるが、その友人は決してこの小説の女のような人物ではない。 だけど、この小説から、人殺しの要素を綺麗に洗い流したら、ひどくロマンチックな話なのではないか?と私は感じてい... 続きをみる
あまりにも有名な宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』ですが、これまで読んだことはありませんでした。 読後の第一の感想は、ひどく乱暴な本だなあということ。 ゴーシュが動物たちに対してひどく冷たく乱暴なのです。 それに我慢しながら読みました。 ひたむきな努力と動物たちとの不思議な関係、その動物たちの与えてく... 続きをみる