日々の出来事

日々の出来事を綴ります。

宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』

あまりにも有名な宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』ですが、これまで読んだことはありませんでした。


読後の第一の感想は、ひどく乱暴な本だなあということ。
ゴーシュが動物たちに対してひどく冷たく乱暴なのです。
それに我慢しながら読みました。


ひたむきな努力と動物たちとの不思議な関係、その動物たちの与えてくれる示唆が、ゴーシュを上手なセロ弾きに変えてくれたのでした。
と、いうお話だけではないのではないか?と思うような奥行きのある解説しきれない物語でした。宮沢賢治という小説家について、とても興味を持つきっかけを与えてくれました。賢治の故郷にも行ってみたいと思いました。

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