最近自宅で咲いた花の写真です。去年、兄の家からもらった株が無事冬を越し、咲きました。
相変わらず元気がない日々です。
2週に1度や1か月に1度、通院のため必死で外に出ますが、しんどくて美容院にも行けなくなっています。身体も心も重いです。
でも、頑張らなくてはと思い、家の中でマイペースにできる家事をいくらかするように努力しています。昔とは違い、全力で取り組んでも1つか2つくらいの家事しかできないのが、今の私です。それでも毎日、明日起きたら軽く10分くらい朝の散歩に行けたら良いなと思いながら眠っています。朝の軽い散歩や軽い運動ができるようになれば、寛解も近いという話を私は信じているのですが、そこまでなかなか到達しません。
不思議に昔のことを思い出します。ふとした時や夢の中で。
その時は意味が分からなかったことがなんとなくわかったような気がするときがあります。
それにどんな意味があるのかないのか、今の私が考えるべき事なのかそうでもないことなのかも分からないのですが、少し書いて振り返っておきたいような気がしました。
昨日は朝から頑張って午前中に3つのクリニックに行ってきました。心療内科ではしんどいときでも頑張って1つでも家事をするようにしている、というような話をしたところ、主治医は「頑張っている自分にご褒美あげてますか?」とおっしゃいました。
「ご褒美」という言葉が意外で面白くて思わず笑って流してしまいましたが、意外と重い言葉だと思えてきました。
たぶん、適度な疲れの時に自分に適度なご褒美を与えることが上手に生きていく秘訣なのだと改めて思いました。
うつ病になってしまって「好きなもの」が分からなくなって何十年経つのですが、自分や自分の気持ちをうまく「飼い慣らす」ような適度な栄養を与えることをせず、いつも「麻薬的に」うつ病を忘れさせてくれるような(すごくわくわくするような元気になるような)資格取得や仕事に夢中になってきた自分の歴史の間違いに思い当たりました。
今もどこかで、適度な栄養よりも「夢中という麻薬」を求めてしまっている自分がいることを感じています。
それでいてどこかで、もう仕事などに夢中になることが難しくなってしまっている自分を自覚して絶望もしているのです。もう仕事に夢中になれそうになく、仕事に戻れそうになく、仕事をしている自分を想像すらできないことに不安を感じます。
次に内科に行きました。血圧を測ると脈が120を超えているということで心電図をとりました。内科の主治医(おしゃべりが好きな気さくな先生で、私がうつ病であることも知っている)は、「君は例えば何かの委員などに選ばれそうになったり選ばれるとドキドキしちゃうタイプだろう?今は特に不整脈も出てないから大丈夫。病院で血圧などを測られると急に上がっちゃうタイプなだけだから」と言われました。まあ、私についてかなり正確に説明しているなあと思いました。
子どもの頃から、委員などに選ばれるとドキドキするタイプでした。やってみると意外と仕事はできるのですが(というよりも、仕事はきっちりと仕上げないと気が済まないから必死でするのですが)、不安が強いし、たぶん気が小さいので失敗することが嫌なのです。
だけどその一方で、何かを任されることも、評価されることも、出世することも嫌いではありません。結果を出すことは好きなのです。でも、私の根っこは、人見知りの怖がりなのだと思います。
昨日は頑張ってその後眼科にも行って来たので、夜は12時間以上眠りました。
今朝起きてみると、自己認識が少しいつもと違いました。
人見知りで怖がりでうつ病を何十年も患っていて、それでも生き残っている私、というような心持ちでした。
今日の私は私に対して、少し優しくなれているような気がしました。
それは今朝の私の自分に対する要求が低かったからだと思います。
普段の私は、これまであれもこれもできた・してきた。これからのわたしはこうありたい・こうあらねばならない。そんな風に勝手に考えているのかもしれないなあと思いました。
そういえば昔もそうでした。
両親に連れて行かれた大学病院で、自分の不調は身体的な理由からではなく精神的な理由からだと心療内科の紹介状を渡されても、いろいろな理由から心療内科に行く自分を許せなくて数ヶ月間さらに家で苦しんでいました。
ある日、全てを諦めて、全てを自分以外の人に任せるつもりで通院を受け入れました。
それから少しずつ少しずつ快方へ向かい、新しい分野を学びたくなって専門学校に入り直したり、新しい分野で就職したりできました。今も、きっとそういうタイミングが訪れたような気がしています。
自分の力はほんのわずかでしかないと認めることが、私はなかなか難しいのですが、それを認め受け入れることができたら、後は素直に回復していくだけなのだと思えています。
今は、しんどくてできていないこと(外にでること、仕事、友だちに会うこと、など)でも、そのうちできるようになるかなと思えています。
今は読みたいと思う本がたくさんあって、買っているのですが病気のせいで読めていません。すぐにでも読みたいのは、
小松原織香『当事者は嘘をつく』
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』
岩尾俊兵『世界は経営でできている』
です。
今日、こうして久しぶりに書いてみて楽しく思えたので、そのうちまた感想など書ける日が来るかもしれません。
少し元気になった私にとっては、こうして書くことがご褒美かもしれません。